2007年2月 2日 (金)

給食費未払いはだめ?

 高校の同級生3人と食事を囲んだ。「給食費未払いの親の話題」になった。私が元教師ということもあり、「このごろの親は自分勝手やな。」と同意を求められた。「先生が払っているんもあるらしいで。」このごろのひどい親に対する批判が私の口から出るのを期待したみんなの視線が、集まった。
 しかし私は「義務教育は本来無償やから、払わなくてもいいんちゃう。」と言ったから、みんなのどぎもを抜いたらしい。

 無償は憲法26条にある。「このごろ本当に払えない人もいるのよ。でも払えるのに払わない人がいちがい悪いと言えない。義務教育は無償というのが前提なの。昔は私達、教科書はお金がいった。だけど今はただなの。だから給食費がただであってもおかしくない。自冶体によってお金を出るからただの所もある。国だって大学まで学費がただの国もあるし・・。ただし、払えるのに払わないで教師を困らせるのはアカンと思う。きちんとみんなで自冶体に申し入れしたり順序がいるのね。」と自分の考えを言った。だけど人それぞれ、私が怒らなかったので興味なさそうに話題がすぐ次に移った。

 私はこの頃日本の、特に年配者に「権利」という意識のなさに少々がっかりしている。これは私も含めてである。私達は生活の中で自分が困ることの主張は、勝手なわがままな行為であると空気のように吸って生きてきたような気がする。昔ながらの地域共同体は言いたいことも言えないかわりに助け合いという役割も果たしてきた。

 だけど最近は新自由主義がはびこり、福祉がどんどん削られ、介護保険や医療保険などどんどん値上がりしている。年金が削られ、年寄りになるといつ病気になり生活が破綻するかもしれない時代になってきている。一方戦後、国家の横暴から国民を守る英知である憲法25条で、私達は人間としての暮らしを守られる基本的人権をもった人間だと保障されている。だけど、生活の中に生きていない。そして一人ひとりはとても善良な人々であっても、お上のいうことを聞かない者は、攻撃の的になってしまう国民性とつくづく思う今日この頃である。  K子

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