本の紹介 『優しい学校は いかが?』小川嘉憲著 文芸社 1400円
(どの子も 行きたくなる 学校をめざして)
カバー帯文より
「工場のような学校」でいいですか?
「生きる力が乏しい」と言われていた子どもたちは、実にたくましく、働き者だったのです。
「学ぶ意欲が弱い」といわれていた子どもたちは、心理を探求する「学習好き」だったのです。
「子どもたちを愛してやまない、それが教師」
阪神・淡路大地震を体験し、教育の再生に奮闘した、元中学校による心温まる実践記録。
私は、四十年間、中学校の教師をしてきました。その経験からしても、今ほど「子どもたちに冷たい」学校と社会は無かったように思います。
(中略)ちょっと待ってください。子どもたちの声に耳を傾けてください。子どもたちに話し合いをさせてやってください。きっと大人たちの信頼に応えてくれますよ。この本には、そんな子どもたちがいっぱい出てきます。子どもたちに寄り添い、子どもに学校を合わせる「優しい学校」です。
感想小川 嘉憲さんの、この実践記録は、60年代の「山びこ学校」(無着成恭)、「学級革命」(小西健二郎)、「村を育てる教育」(東井義雄)に匹敵するもの、いや、それを超えるものと言っても、よいでしょう。
教師・生徒、父母・地域、の知恵と力が、ない交ぜになって、現在の、学校・教育の困難な問題に取り組み、解決の方向を見出そうと奮闘している姿が、生き生きと、温かく、描かれています。
それは、兵民協での中野照雄さんの講演「授業をめぐる学生気質について」(科学的な探究心に餓え、仲間とのかかわりを求めている学生たち)とも通じるものだと思います。 紹介者:小川 旦
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